通勤スニーカーについて考える
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11月になって、初めての更新です...
サボっていたわけではなかったんですが...
さてさて、先日あるネット情報でこんな記事を見つけました。
スポーツ庁が、スニーカーでの通勤など歩きやすい服装での通勤を奨励することを発表した。健康増進を狙いとした施策だ。2017年10月2日、スポーツ庁は「FUN+WALK PROJECT」と題して「歩きやすい服装」での通勤を推奨することを発表した。具体的にはスニーカーやビジネスカジュアル、通気性の良いスーツなどでの通勤を想定している。18年3月をめどに本格的に実施する予定で、通勤時の歩行の推進を通じて国民の健康増進を目指す。
これはこれでいい施策だと思います。
革靴とスニーカーでは履き心地が全く違います。
いくら自分の足に合ってる革靴だとしてもスニーカーのクッション性は全く別物です。
また、満員電車で通勤している人などは踏まれたりする可能性があるかと思えば通勤時だけスニーカーっていうのはありでしょうね。
私の記憶が正しければ、このようなことはニューヨークの女性たちの間で以前ブームになっていたように思います。
マンハッタンで働くほとんどの人が地下鉄通勤。オフィスから地下鉄の駅まで、ちょっと遠いこともある。つまりは東京都内と同じで歩く距離がものすごい。しかも日本のように舗装が丁寧でないから、でこぼこ道もあったりする。地下鉄の乗り換えだって、パンプスだとままならない。階段や坂もあれば、同じ駅構内なのにものすごく歩くこともあるのだ。もちろんラッシュの時間だと混んでいてシートに座れないが、足がどんなに疲れていてもスニーカー履きなら大丈夫。
私の同僚だった30年以上ITのキャリアがあるマリリンも、通勤中はスーツ姿にスニーカー履きだった。しかも、なぜだかスニーカーの色が紺色のスーツに全くマッチしない白だったりする。それが平気なのがキャリアウーマン。オフィスでしっかり仕事さえできれば、通勤用のスニーカーにまで気を配るのは、お金と時間の無駄って考えているのか?
ブームになっていたけど、日本では一部しか普及していなかったような感じもします。
ここに来て国が推進するわけですから、クールビズのように浸透することを狙っているのでしょうか。
昔、省エネルックという名で推奨していたことが思い出されます(笑)
一方で、スーツに合わない。って声もあります。
そんな中、巷の靴屋さんでは革靴に似たスニーカーの売れ行きが好調だそうです。(あえて画像は出しませんが...)
このサイトに訪れる方であれば、
邪道でしょ?って声も聞こえてきそうですが...
50代後半から60代の方ではこの部類の靴ってよく履いていますよね。
オジサン感が半端ないので、私は絶対に無理ですが...(汗)
どんなに形を似せても革靴風である限り、中途半端な靴。って感じは隠せないですね。
しかし、通勤以外で終日この革靴風スニーカーを履き通したいニーズが有ることも隠せない事実です。
合理的に通勤時だけは履き心地の良いスニーカーにしてオフィスで革靴。
海外ではこういったことは普通に取り入れられる文化だと思います。
実際、台湾ではこのような形で国民全体が利便性や合理的に動いていたように感じました。
女性のハイヒール出勤などはほぼ見ませんでしたし、革靴普及率も少なかったと思います。
私個人の考えではこの通勤スニーカーを否定も肯定もできません。
通勤時って電車通勤であれば歩くことが多いですよね。
歩く時に向いている靴はスニーカーであることは間違いないです。
ただ、通勤スニーカーの「通勤」って言葉にフォーカスするならば、
仕事でしょ?
って思うんです。
オンオフの切り替えとして革靴でビシっと決め込んで出勤するほうがメリハリが付くこともあります。
家のドアを開けて外に出れば仕事開始です。
利便性ばかり追求していけば、革靴は必要ないような感じさえもします。
私にとって革靴は、カッコよく履いていて気分が高揚するアイテムです。
勿論履き心地や健康も重要ですが、履いた革靴と全体的なバランスで自分の気持ちを高めて物事に挑むことも重要な感じがします。
言い方を変えれば、
革靴はその日の気分を左右する重要アイテム
って考えます。
仕事が終わり家にたどり着いた時に、靴を脱いだ時に初めてオフになります。
この革靴を脱いだときの開放感ってたまらないですよね(笑)
先にも書きましたが否定はしません。
ただ、私だったら通勤にスニーカーは履かないかな(汗)