サンダルの修理
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先日妻と買い物に行くと、突然!
まただぁ〜・・・涙
原因は、
サンダルのベルトが外れたこと。
実は3回目です・・・
以前外れた時は、プロの方に修理してもらったんです。
しかし、接着が甘かったのか数日後に同じように外れてしまい、再修理。
それからワンシーズン履いてこの状態です。
ここまでくれば、元はとっているのでいいかなぁ〜とも思うのですが、やっぱり愛着があるんでしょうね〜
このサンダルは、珍しくトリッカーズなんです。
妻と結婚する前に買ってたので、17年位経っているものです。
結構ボロボロなんですが、革質はいいですね。
ってことで、今回は私が直すことにしました。
まずは、以前接着しているゴムのりを取る作業からです。
このゴムのりを取るのは、アセトン。
革を痛める場合があるので、慎重に取っていきます。
工業用アルコールでも良いかもしれませんね。
そしてゴムのりをとったところで、革の表面をヤスリで慣らします。
これはツルツルしているところより、表面を荒くしてゴムのりの馴染みを良くする意味があります。
従って、荒目のヤスリで傷をつけていきます。
同じく、表面をアセトンで脱脂した後、
ブルドック印ゴムのり
このゴムのりはプロの方も使っているみたいです。
使い方は、接着する面の2面にのりを両方に塗ります。
そして、表面が乾くまで待ちます。約5〜10分。
通常は、塗ったそばから早々に接着しますが、このゴムのりは塗った表面を乾かせてから接着します。
従って、作業時間的には結構余裕があったりしますね。
それともう一つ。
トルエンが入っているので、換気には気をつけてください。
昔、吸ってたから大丈夫!
なぁ〜んて言わないように!
大変危険です!
乾いた後は、もとに戻すように接着します。
位置がずれてしまえば、元には戻りません。
ですので、接着する時は一発勝負です。
結構丈夫についているかと思います。
通常ならばここまでです。
以前、修理したお店もここまででした。
ここでヤメれば、結果は同じように思ったのでヒト手間加えました。
真鍮釘。
長過ぎると貫通するので、10ミリの釘を用意します。
そして、釘を打つ位置に小さく穴を開けて釘を打ちます。
中のソールでとどまるくらいの長さなので、ソールからは見えません。
履いていても釘の頭が丸いので、違和感もないです。
それに、ゴムのり+釘での固定なので丈夫に接着できていると思います。
接着して履けるようになったのですが、あまりにも汚い・・・
これだと流石に忍びないので、クリーム入れて磨いてやりました。
ソール部分は結構ダメージもあり、ところどころクラックもあります。
また、シミなどもありますので時間があれば丸洗いコースですね・・・
ということで、サンダルの修理をしてみました。
このくらいであれば素人でもできると思います。
今回の鍵は、やはり、
これでしょうね。
量販店のゴムのりはいくつも試しましたが、接着完了までの時間が長すぎるのと、気づけば動いていた。
って言うことがありました。このゴムのりは、速乾性で作業が大変し易いです。
ヒールのゴムの部分の接着に大半使われているので、接着力は結構あると思います。
ただ、接着する面は脱脂しなければ接着効果も半減するので、手間を惜しまずやることですね。
毎度毎度ですが、
くれぐれも自己責任でお願いしますね!