今シーズンも20年オーバーのトリッカーズカントリーブーツ健在!
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この最近めっきりと冷え込んで、季節は完全な冬・・・
朝晩の冷えが老体には応えます・・・
しかしネガティブなことばかりではなく、靴好きにはこの季節ならではの履物といえばブーツですよね。
そう!今年もブーツが履きたくなる季節がやってきました!
私が靴好きになったキッカケは、このトリッカーズです。
1996年サイドゴア、翌年にカントリーブーツと、トリッカーズに取り憑かれてヘビーローテーションでした。
私にとって、このトリーカーズは私のコンプレックスを解消してくれる靴でした。
このトリッカーズの一番かっこいいと思うのは、このアングル。
張り出したコバ。
これがなんと言ってもカッコいいところ。(個人的にはここが一番好きです・・・)
このコバの張り出しが、私のコンプレックスを解消してくれていたんです。
私は、足が小さいので、大きく見せるためにオーバーサイズを選びがちでした。
当然ながら、ジャストで履けないために、本来の履き心地こちを楽しんだ靴は、このトリッカーズに出会うまでは履いたことがありませんでした。
そこから、トリッカーズからオールデンにハマり現在に至っています。
このトリッカーズも、めちゃめちゃ履き心地が良いほうではありません。
どちらかと言うと、オールデンの包み込むような優しい履き心地こちに対し、このトリッカーズは硬さが残る履き心地こちです。
しかし、コルクが沈み込み自分の足の形になっていますので、硬いもののそれなりの履き心地になっています。
またこの靴は、かなりヘビーローテーションで履いたのにもかかわらず、ソール交換はしていません。
そう考えれば費用対効果はかなりのものです。
しかも、消費税が3%の時代ですし、今の定価よりも安かったと思います。
今年で、22歳と21歳になった靴ですが、まだまだ現役です。
そこで、私がこの靴に対してやってることですが、特別なことはしていません。
やってることは、連投は避けて、シーズンオフのときに購入時の箱にしまうだけ。
この、箱にしまって保管することがカビ防止につながるように思います。
というのが、昨シーズンはコバからカビが生えて大変でした・・・
そして今回の状態は、
箱に入れる前の状態にかなり近い状態でした。
4月くらいから保管していたので、半年近くです。
その間、梅雨や夏の暑い日も経過しています。
毎年ですが、箱にしまってからは殆どと言っていいほど、中の状態は確認しません。
まぁ、空けてビックリ玉手箱状態ですね(笑)
昨シーズンに限って箱に入れなかったので、箱に入れるとカビ防止になっていたように思います。
これらも、地味に靴の寿命を伸ばしているように感じます。
また、このトリッカーズに対しては、殆どクリームのみの手入れです。
以前、鏡面に凝った時期があったので、トゥだけ光らせていましたが、やはりトリッカーズはカントリーブーツなので、ガシガシ履く靴です。
どちらかといえば、レッドウイングのアイリッシュセッターのドレスコード版といった位置づけ。
変に光らせて履くよりも、ある程度の鈍い光方のほうが似合っています。
と言いながらも、汚い靴はカッコ悪いのでそれなりには光らせています。
この2つの靴は、色々クリームが染み込んでいて、リムーバーでリセットしてもある程度光ってくれるんですよね。
故に、メンテは非常に楽です。
サイドゴアはトゥが光っているように見えますが、ノーワックスです(笑)
20年オーバーの年輪とでも言いますか・・・
このトリッカーズは、私の予想では一生履き続けると思いますし、靴自体の耐久性はピカイチです。
たかが靴、されど靴。
ですが、20年オーバーは気持ちがいいです。
状態もよく、いい味も出ています。
いつも思うことですが、これらの靴は早めに買って育てることで得をします。
得をするってことは、色々な意味で付加価値も付きます。
20年経った今でも履き続ける事ができるのはありがたいことです。
また、このトリッカーズは、無性に履きたくなるときがあります。
それに応えてくれるのは、まさに相棒と呼べますね。
流石に昔ほどのヘビーローテーションではありませんが、毎シーズンごと履きたくなる靴です。
私にとってこの靴は、一生モノの靴。
大事に履いてあげたいと思っています。