靴のメンテ&グッズ

72831 views

ツルツルのコバは美しい!コバのお手入れ続編

投稿日:2018年6月21日 更新日:

最近、色々なチャレンジに挑んでいるのですが、またもやチャレンジしてみました。

それは先日、ツイッターを見たときでした。

Twitterのフォロワーさんの中で、

@io_kenkataokaさんが運営されているブログ。

その記事を見ていると、

なるほどな〜

って思える部分があったので実践してみたんです。

私は以前、このコバのお手入れについて自分なりのやり方を記事にしました。

 

コバのお手入れ

私にとって、アッパーや表面に出ている革を光らすのも勿論大事ですが、 気を ...

続きを見る

 

これはこれで光ってくれたし、メンテも楽ちんでした。

しかし、更なることにチャレンジしなければ、靴バカの名も廃ります。

現状維持ではなく、とにかくチャレンジを!

ってことで@io_kenkataokaさんとは少し違ったやり方で実践です。

 

まずは、以前コバのお手入れで紹介したときの手順でコバの面を整えます。

以前も同じようにしていたので、面はある程度出ていたのですが、表面だけ軽くヤスリがけをした状態です。

 

alden979

 

alden979

alden979

そこから、削りカスをキレイにするためにステインリムーバーで拭き取ります。

 

そして今回はコバインキではなく、こちらを使いました。

まずはこの状態から、トコノールを塗ります。

 

トコノール無色

 

今回は無色を使いました。

コバの表面をヤスリがけすると毛羽立ちます。この毛羽立ちを抑える意味でトコノールを塗り込みます。

トコノールは言い換えれば整髪料。毛羽立った毛を整髪料で整える。って感じですかね。

 

alden979

alden979

トコノールだけでもいい感じですが、更にここからワックスを塗り込んでいきます。

全体を塗り終わったら、次にする作業が、

 

ガラス棒

または、

理科の実験などで使っていたアレです。

今回はガラス棒を使います。

ガラス棒を軽く火で炙ります。

炙るための道具として、

 

ハリオ アルコールランプ

 

完全に理科の実験室のような感じになりましたね(笑)

ガラス棒はあまり熱しすぎると、コバに影響があるため軽く炙るくらいで構いません。

 

alden979

ガラス棒

 

熱くなったガラス棒をコバにあてがっていきます。

この時、すばやくガラス棒を動かします。

またコバとガラス棒の面をきっちり水平にすることによってきれいな面が作られます。

コバにつけているワックスが次第につや消しの状態になっていき、その後光出します。

これを2回3回と繰り返していくと、コバの表面がワックスでコーティングされていきます。

この状態で手で触ってみてください。

ツルツルですよね。

 

以前のやり方と違うのは、このコバについてるワックスをコバ自体に少し浸透させることです。

以前のやり方は、表面だけにワックスが乗っていただけなので、コバの色の深みが出なかったです。

このやり方だと、浸透している分深みが出るんですよね〜

 

また熱によって、面が均一になりやすくなってると思います。

コバの表面は、ヤスリで磨いても結構凹凸があるんですよね。

その凹凸の隙間をワックスで埋めて、ガラス棒を熱した状態で更に均一にしていく。って感じです。

その後、水研ぎしてもいいですが、私はこれを使っています。

 

コロニル1909シュープリームデラックス

コロニル1909シュープリームクリームデラックス

 

水の代わりにこのクリームを塗り込んでいくと、

 

alden979

どうでしょう?

ビカビカになりませんか(笑)

 

 

alden979

私も自分でやってみて、ここまでコバが光ったのは初めてでした。

ビカビカで透明感がある

コーティングされているのもわかりますし、何より手で触ってもツルツルなんです。

 

alden979

alden979

クリアコートしてる感じですかね。

面が均一になりやすいのも、このガラス棒を熱することの恩恵です。

コードバン脱皮の記事の中で、面の均一化について書きましたが、下地の面が凸凹であれば光ってないように見えます。

 

コードバンの脱皮②

さてさて、前回の続きです。 「光るメカニズム」とはどういうことなのでしょ ...

続きを見る

 

面は均一にしてこそ光り輝きますので、コバのヤスリがけを適当にしたら、輝きも半減してしまいます。

一つ一つ手順を踏んで確実にその工程をすれば、必ず光ります。

テクニックもあるかもしれませんが、作業工程を確実にすることのほうが大事ですね。

 

このガラス棒を使うにあたって注意があります。

①ガラス棒は熱しすぎないこと。

②ガラス棒を熱するためにコバにワックスが染み込んで、コバ自体の色が濃くなります。

ナチュラル色を維持したいのであれば、通常のやり方で熱を与えないようにしたほうが良いです。

今回はナチュラル色でのコバのお手入れでしたが、色は深みが増す分濃くなったように思います。

 

この注意事項を理解した上で、

 

お約束ですが、あくまでも自己責任でお願いしますね。

 

   
 

こんな記事も読まれています

alden990 1

先日、ネットを徘徊していると靴ばかり持っている人の心理を目にしました。 ...

靴バカ.com 靴紐を染める alden990 2

靴紐を染める? 私にとって靴紐は、本当の気まぐれで変えています。 その時 ...

alden975 Heinrichdinkelacker 3

先週の大雨から一転、晴れの日が続いています。 一気に夏になりました。 雨 ...

4

サンダルが切れる 夏の定番アイテムのサンダル 夏しか使わないので、基本的 ...

takei0201コードバン脱皮後 5

最近雨ばかりだったせいか、晴れてしまえばムシムシとして湿気が多いのがチョ ...

-靴のメンテ&グッズ
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 靴バカ.com , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.