コバのお手入れ
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私にとって、アッパーや表面に出ている革を光らすのも勿論大事ですが、
気を使うのがソール周辺やインソール。
見た目も大事ですが、足を入れた時に気持ちのいい方が長く履けますし、疲れない。
今日は、そのソールの見た目の部分のコバを私なりにご紹介します。
コバとはどの部分なのか?
矢印の部分をコバと言います。
オールデンはこの部分が他のブランドと比べ雑なことが多いです・・・
段差が酷い・・・
ここは、アメリカブランドなので目をつむります。
このコバの部分が靴のイメージをガラリと変えます。
また、革がキレイでもコバの部分が汚かったり、擦れていたら美しさは半減すると思います。
個人的にコバの手入れが行き届いている方を拝見すると、「ホントの靴好きなんだな〜」ってうっとりします。
全体シルエットで言えば、頭の先から足の先までの「足の先」に当たる部分がコバなので、ここはキレイにしておきたいところです。
私はまず、オールデンのコバの段差が嫌なので、ここをヤスリで整えます。
使用したのは、どこにでも売っている紙やすりです。
結構な段差がある場合は100番以下の粗い番数を使用したほうが早く削れます。
そして、
近くにあったジッポライター。
これを、
このように、あて板として使います。
たまたま、そこにあったものなのでなんでも構いません。
そして、ガリガリとコバに向かって削っていきます。
通常、紙やすりだけでやろうと考えますが、このあて板を使用することで面がキレイになりますし、余計な力もかかりません。
手でやると、波打ったりするんですよね〜
失敗からの知恵ですね(笑)
そして、ガリガリした結果がこちら。
ある程度、コバの面が整えば、番数を上げていき仕上げていきます。
私は500番位で止めました。
1000番まではとてもじゃないけど・・・
また、1000番近くまでもやる必要はありませんね。それも後でお伝えします。
しかし、正直やるんじゃなかった・・・(涙)
って思うくらい大変です(大汗)
まっ、靴に対する想いを考えれば・・・これくらい(笑)
ひとまず、コバの面は整いましたね。