古いワックスの落とし方①
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最近は本当に暖かい!
春が近づいているっていうより、春ですね。
天気もよくって良いんですが、花粉症の時期。
嬉しいやら悲しいやら、複雑な感じです・・・
さてさて、今回は古いワックスの落とし方と題して書いていけたらと思います。
私は基本的にはワックスは付けない派です。
このブログでも書いていますが、ビカビカ仕様は傷や曇りが顕著に出て、本来の靴の楽しみから余計なことを考えるようになるのが嫌だからです。
出先でトゥなどをぶつけてワックスが割れたときには、そのことが頭から離れなくなり、一日中憂鬱になったことがあります。
精神衛生上ワックスは付けない。っていうのが持論です。
従って、靴磨きは1909シュープリームクリームデラックスが一番多いように思います。
しかし、ちょっと色気を出したいときは薄くワックスを載せる時があります。
あくまでも薄くです。
薄化粧推進はなので、靴のメンテは薄化粧しかしません。
その薄化粧をするのにあたり、ワックスを落とすことも必要ですよね〜
古いワックスは結構残っていたりして、革をすっぴんにできないことがあったりします。
私も昔はビカビカ仕様でしたが、この方法でワックスを落としていました。
あくまでも私の方法なので、少々荒行かもしれませんが・・・
ワックスって早く言えば蝋ですよね。
蝋を重ねて凹凸をなくし、一面に見えるようになるまで重ねていきます。
つまり、革の表面が凸凹している靴は蝋を重ね、ある程度のなだらかな革であれば蝋を重ねなくても済むってことではないでしょうか。
そのワックスを落とすことになれば、ワックスを溶かさなければなりません。
一般的には、
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ステインリムーバーで落とす事を考えます。
勿論これでワックスが落ちれば一番手間の掛からない方法ではないかと思います。
私の経験では、薄いワックスであればこれで落ちます。
しかし、革が凸凹しているところについてるワックスは残ることが多かったです。
特に硬いワックスなどは残ることが多いと思います。
これは、ワックスの融点にも関係してくると思います。
融点の低い(人肌で溶ける)ワックスであればステインリムーバーで溶けますが、融点の高いワックス(人肌でも溶けない)ワックスは残りやすい。
完全に取りたいのであれば、
ドライヤー
蝋を溶かす感じです。
直接当てるのですが、近づけ過ぎはいけません。
手で触りながら、革の表面が少し温まったぐらい(さわれないほど熱くなったらダメ)
その暖かくなった革の表面をウエスで拭き取る。
これの繰り返しです。
もう一つ注意しておきたいのが、温めすぎて逆に革に浸透してしまうことです。
古いワックスを取るつもりが、浸透してしまっては意味がありません。
あくまでも表面に乗せているワックスを取るだけなので、そこまで暖かくする必要もないと思うのですが、やり過ぎは逆効果。ってことは覚えておいてください。
直接火を当てる方法もありますが、火加減が難しいのと、直接革に当てることから怖いですよね〜
ステッチもあるし、革自体に直接火を当てるので革の劣化も気になります。
ただ、ワックス完全除去であればこれが一番早くて完全すっぴんになります。
先にも書きましたが、ステインリムーバーで落ちない場合のみって考えていただければ・・・
それか、
アセトン
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このアセトンは、脱色することもありませので使い方には要注意です。
また、使い過ぎは革の劣化を進めます。
なので、ドライヤーも、アセトンも最終手段と考えてください。
私は、どちらもやっています。
今のところ影響はないんですが、デリケートな方はステインリムーバーで落としていくほうが無難だと思います。
私の場合、チェレンジャーの精神でやっていますので真似しないでください・・・(汗)
ちょっと長くなったので続きは次回にでも。