コードバンの白い皺について
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いやぁ〜リベンジですよ!
私にとって、コードバンの白い皺に関しては永遠のテーマ。
先日のトコノールを使ったメンテナンスで失敗したこともあって、色々考えていたんです。
そこで、検証も含めて書いていければと。。。
私にとってコードバンは靴好きを加速させてくれた靴。
やっぱりあの独特の皺はどうにもこうにも真似出来ないマテリアルですよね〜
カーフにはないあの艶。
たまらないです。
しかし、艶がなくなるのはイヤです。
カーフ感覚でメンテナンスできて、尚且つ1日経っても艶が維持できている方法。
まぁ〜履き皺が白くなるのは致し方ないけど、あそこまで白くならなくてもいいじゃん〜って感じしません?
メンテナンスを怠ったり、逆にメンテナンス方法間違ったら一瞬で艶がなくなりますよね・・・
水にも弱いし・・・
この前トイレ行った時に手を洗おうかと思ったら、思いっきり水が出てきて・・・
想像できますよね・・・
服は濡れても乾きますが、コードバンは濡れると風疹が出ます・・・涙
しかも、ケア用品なければ1日中テンションダダ下がり・・・大泣
私の場合、これが海外だったので尚更テンションダダ下がり・・・
おし◯この時でも、思いっきり足広げてるのに・・・汗
なんてこったー
って思います。
これを考えればカーフって便利ですよね〜
雨にぬれても風疹は出ません。
そこそこ艶も持続できます。
そしたらカーフにしろよ!
って声が聞こえますが、それでもカーフにないあの皺と艶。
なんだろな~
私の中では白い皺さえ出なければとりあえずはOKです。
皆さんが思うほど出ていないかもしれませんが、私にとっては出ています。
そこで、本題。
前回の失敗を踏まえつつ履き皺を目立たせないようにすること。
それは、これらを使ってみました。
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私は黒を持っていますが、これが中々のスグレモノでクリームの中では一番光ってくれるものだと思っています。
[amazonjs asin="B002C63HE6" locale="JP" title="エムモゥブレィ M.MOWBRAY シュークリームジャー 20252 (バーガンディ)"]
これは定番品ですよね。
たまたまあったものなんですが・・・
[amazonjs asin="B002DP4ASI" locale="JP" title="アールアンドデー R&D ブラシ ペネトレィトブラシ 7012 (マルチカラーフリー)"]
使うのは以上です。
そして、ブートブラックとM.モゥブレイを1:1でクリームを混ぜてペネレイトブラシで刷り込んでいきます。
シワの部分を染めるかのような感じで塗り込んでいきます。
そしてしばらく時間を置きます。
そしてここからが今までと違うのですが、
ワックスと同じく、クロスで拭き取る。
場合によっては水研ぎ。
通常であれば、ここはブラシを使いますね。
余分なクリームをこのブラシによって拭き取る。って感じで使っていました。
しかし、ペネレイトブラシもブラシ。ブラシでクリームを塗ったものをこれまたブラシで拭き取る。考えてみれば、必要なところまで取りさらっているように思えたんです。
そこでワックスと同じく布で余分なクリームを拭き取る。って事をやってみました。
実際、クリームを拭き取る。って感覚ではなく、ただただ磨きにかかっている。って感覚で結果的に余分なクリームが拭き取られた。って感じになります。
また、水研ぎすることによって摩擦を抑えられて光ってくれますね。
仕上げに、1909を薄くラッピング代わりに塗ってフニッシュ!
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皺の部分を念入りに塗り込んで丁寧に布で磨く。
この時はブラシは一切使っていません。
まぁ〜使っても山羊ブラシのような柔らかいブラシですね。
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私の解釈では、皺は常に動いているもの。そこに粘り気があり、固まらない素材を置いてやる。その素材が光るものであれば尚良い。
ある程度そこにとどまるような形で残しておくことによって、白い皺の発生は軽減できるのではないかと。
また、クリームは無色より有色の方が良いように思います。
起きている毛は白くなります。元々靴の色に染まっているものですが、起きている毛は、毛単体で起きていることからこの毛を染める。って感覚で有色クリームを塗る。
これで実際に検証してみました。
これが1日履き終わった状態です。勿論ノンブラシです。
私が思っていたよりは白い皺は軽減できています。
多少はありますが・・・
全く出なくすることは出来ないし、ある意味でなくなるところまでいけばエナメルのような状態になるので、コードバンの質感はなくなってしまいますよね。
因みにこれが白い皺の発生した画像の白黒画像。
こちらが今回の検証結果の白黒画像。
左右の比較対象ではなかったのが残念・・・涙
でも同じ感じです。
明らかに白い皺の発生は軽減できました。
白い皺に関しては神経質になりすぎているので、過剰な反応にはなります・・・
皆さんはそこまで考えたこと無い。って思われるかもしれません。
私の中では、コードバンを初めて購入してから色々と課題がありました。光るのに維持できないもどかしさ。光る時はカーフ以上に光ってくれるのに・・・
ウルトラマンのカラータイマーばりに持続性無い・・・
だからこそ、コードバンケアは大事なのかな〜って。
靴の履き方や革の個体差等、色々あると思いますが、私の条件下ではこのような形で結果が出ました。
正直、白い皺ジプシーになっていましたが、灯台もとぐらし。って感じで身近にケミカル用品ありましたね。
まだまだ検証が足りないかもしれませんが、ひとまず結果としてご報告します。