靴好きは、なぜ似たような革靴を何足も買い足してしまうのか
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中々のタイトルですよね
ワタシもこのタイトルに当てはまる人物だと思います。
理屈では説明できない「もう一足欲しくなる病」
同じ型、同じ色、似たような革靴なのに、また欲しくなる。
自分でも理解不能、でもついつい欲しくなる。
靴好きの誰もが一度は通る“同じ靴の複数買い”という迷路
こんな経験している靴好きいますよね。

ワタシも過去にTrickersに惹かれて、タイプは違いますが、2年間で3足のブーツを購入しました。
ブーツというジャンルは同じなのに、またブーツが欲しくなる。
その時の気持ちは、
「とにかくTrickersが自分にとって最高の革靴、コレ以外に考えられない」
って勝手に思っていました。
今考えれば、ブーツなんて1足で十分でしょ?
もっと他にもいい革靴あるから試してみ?
って言いたいです。
まぁー、購入したことに関しては全く後悔していませんが、選択肢の幅が狭すぎたなーって思います。
それぐらい当時はTrickersに惚れ込んでいました。
完璧な1足を求める“理想の追求
コレに関しては、性格が大きく左右すると思います。
ワタシは完璧主義なのでこの、「理想の追求」は大いにあります。
同じモデルであっても、「個体差」ってありますよね。
例えば990の#8であっても、製造年月日で革質が違っていたり、サイズでエイジング(シワの入り方)が違ったり
これらの究極を求めてしまいがちなんです。。。
憧れのALDEN990購入したー、お腹いっぱいですー、とはならない傾向があります。
もっと状態のいい990もあるのではないか?
って自分がいたりします。
実際には2足分までは購入していませんが、願望的には複数欲しい気持ちはあります。
コレクターの人は、1足目は実験用、2足目は育成用、3足目は保存用みたいな感じで購入している人もいるでしょう。
しかしこれら高級革靴に該当するので、ワタシも含めて一般の方は中々ここまでできる人はいませんよねー
過去の満足を「もう一度」味わいたい
あの靴、最高だったな。。。という記憶の再現。
同じ靴を買うのは、過去の幸福体験の追体験。
靴好きは“思い出の再現装置”を持っている。
って当時の感動ってありますよね。
ワタシもあります。
過去の満足を「もう一度」味わいたい
 コレなんかは正しくその典型でした。
コレなんかは正しくその典型でした。
54038のモデファイドラストの履き心地が合っていて、同じタイプの54321を購入しました。
実際にはディーテルは全く違うし、革質も全く違う左の54038はノルウェージャンフロントで6アイレットです。
ちなみに、右の54321は期待も込めて購入した個体でしたが、ワタシのALDEN史上最低最悪な品質でした。。。
実際にはいい経験が出来たと今では逆に感謝している個体でもあります。
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当時54038はかなり気に入って履いていましたが、コレだけではお腹いっぱいにならなかったんです。
もっと、もっとがありましたねー
また、試してみたいって願望も大きかったです。
コレも結果としては、「別物の革靴」なので後悔はしていませんが、パッと見は一緒に見えますよね。
安心感と支配欲
気にいったものって、安心感があります。
そばに置いておくだけでホッコリするというか。
と同時に、気に入ったものを所有している支配感。
「他人には渡したくない」「もう手に入らないかも」
所有欲と希少性が交錯する心理。
こういった自分の不足している部分を好きな革靴で埋めている。
そんな心理がワタシ自身もあります。
革靴好きに限らず、なにかモノに執着している人は、これらの心理が働きますよね。
バックにしても、時計にしてもこれらは同じです。
たまたまワタシが革靴好きなので、同じブランドの革靴を複数所有しているんだと思います。
同じ靴を買うのは、“愛の確認作業”
革靴は単なるモノではなく、感情の受け皿。
同じ靴を何足も買う行為は、「好きであることの証明」。
理屈じゃない、靴好きの“習性”そのもの。
総じて革靴が好きなんです。
理屈ではないんです。
時計好きになんでこんなに時計のコレクションがあるんですか?
って質問しても、時計が好きだから。って答えが返ってくると思うんです。
ワタシも、妻には
こんなに革靴ばかり買って!
って怒られますが、革靴が好きだからしょうがないでしょう?
って逆に言ってしまいます。
興味がない人からすれば、革靴を履く人間は一人なのに何十足も革靴があるのは異常って思えるんだと思います。
一人の人間に2足分は履けませんものね。
って考えれば、革靴を複数所有、ましてや似たような革靴を所有していることは効率が悪いと考えるのも自然の流れです。
ただ、
同じ靴を何足も買ってしまうのは、進歩がないのではなく、愛が深いから
ワタシはよく靴を擬人化しています。
このモデファイドのくびれがたまらん
この色抜けが色っぽい
この靴は悪い女そのものやな
などなど
ついつい擬人化しています。
革靴を革靴と思っていない自分もいます。
所詮は革靴、されど革靴。
所有している革靴の最高齢は約30歳
ここまでくれば、完全な相棒です。
そんな相棒を、単に革靴というだけでは片付けられない。って思いがあります。
購入した当時の思い入れ
訪問した会社で商談成立した勝負靴
旅先での思い出
ワタシにとって靴は、
良い出会いを運んでくれる相棒
どの靴をとっても、全てに思い入れがあり大事です。
そしてこれからも良き相棒とともに色んなところに足を運ぼうと思ってます。
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