馬には馬油を マスタングP・ウォーターレビュー②
投稿日:2016年6月3日 更新日:
さてさて、前回の続きです。
マスタングPウォーターを塗りこんで一晩寝かせて浸透したら、通常通りの手順で靴を磨いていきます。
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Collonil 1909 シュプリームクリームデラックス
靴バカにとって、靴クリームやブラシは色々試したいと思います ...
そして、艶出ししたのがこちら。
どうでしょうか?
オイル切れみたいなのはなくなっていますよね?
まっ正直、普通のクリーム塗っても光りますし、保湿も出来ます。
ただ、浸透性の面で考えればこちらのほうがより深く染み込んでいるように思います。
クリームは表面。オイルは内面。
こんな位置づけですかね。
また、履き皺が白くなりにくくなったようにも思います。(多少はなります)
コードヴァン愛用者の方は、この履き皺が白くなることが最大の問題点ですよね〜
どんなに綺麗に磨いても、少し歩けば一変します。さっきまでの艶って何なの?
って感じで、一瞬にして艶がなくなります。
ヘタしたら、家に帰りたくなるくらい艶がなくなり恥ずかしい思いもします・・・
私は経験済みですが、皆さんはいかがでしょうか(笑)
コードヴァン愛好者にとって、ここは物凄く課題だと思います・・・
左は磨く前、右はマスタングPウォーターを塗り磨いた後
革の内部までしっかりとオイルが入り込んでいるのか色が深くなっています。私はコロニル1909シュープリームクリームで磨きました。
透明感もありますよね。
ここで注意点
このオイルを使う時は、濃い色(黒やバーガンディー)に使用したほうがいいと思います。
ウイスキーやタンのような薄い色ではシミになるおそれがありますので、使用時は自己責任でお願いします。
また、このオイルを塗ったからって艶は出ません。むしろ艶は完全になくなり、マットな状態になります。
勿論やり方によっては出るかもしれませんが、あくまで「オイルアップ」の位置づけで使うオイルです。
特に、ビンテージの古靴などはしっかりオイルアップしておかないと、靴にクラックが入り、使い物にならなくなることもあります。
転ばぬ先の杖。って感じで使いたいですね。
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