靴磨きの心理
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靴を磨く。
この心理状態ってどうなのでしょうか?
靴磨きをするときって、無心になれる。
と聞きます。
確かに、私も靴磨きをする時は「無」になっています。
ただひたすらに靴をピカピカにする。
また、大抵イライラした時、ストレスを感じた時に行うことが多い。
これは、「禅」の心に通じることとも思います。
イライラした感情を解放するときの行為。
ある人は、トイレ掃除。ある人はお風呂掃除。
をすることによって、心を落ち着かせ、磨き上げることによってすっきりした気持ちになる。
同時に達成感を味わっている。
心の曇ったモヤモヤを、ある対象物を磨くことによって満たしている。
単に靴が好きだから、靴磨きをする。ではないんです。
靴がピカピカになることは、単なる結果にしか過ぎない。
と私は思っています。
また靴磨きは、小さい範囲を徹底して磨くことから、
「気づき」が多い。
また、力の分散をしてしまうと光らないことから、集中。ということに気づかされます。
例えば、トゥだけを磨くと、周りが光っていないことに気づきます。
バランスが悪いってことですね。
小さい傷も目立ちます。そして。その部分をまた磨いていく。
小さい範囲を集中してクリアしていき、問題を解決していく。
小さい範囲を集中してやることは、仕事の面、経営者の方なら、経営資源の集中。
をすることによって、大きな利益が生まれてきます。
また、確実性も高いです。
例えば、仕事で5つの案件を抱えている時。
100の力を5つに分散すると、20の力に分散されます。5つのことは同時進行出来るメリットはあります。
しかし、スピードは分散されているので遅いです。
100の力で1つに集中すると、一気に集中し物事のスピードが加速します。
確実に、正確に処理することができる。
また、終わっている案件について考えないので、次の案件に対して集中できる。
結果的に、仕事の能率も上がるし、精神的にも楽なのではないでしょうか?
案件をいくつも抱えて同時進行することも大切ですが、集中できていないが故に、結果的には何も成立していない。
ってこともあります。
一つのことに集中し、徹底してやり遂げる。
そして、成功を味わう。
靴磨きをすることによって、色々なことを教わります。
靴磨きのテクニックを学ぶことも大事ですが、
靴磨きから学ぶ。
私は、この事のほうが人生において大事だと思っています。
靴バカになって、単に「カッコいい靴を履く」って考えていました。
しかし、それらの靴を活かすも殺すもオーナー次第。
メンテナンスを続けて、長く愛用していき共に靴と成長する。
色々な気づきがあります。
総じて、靴を愛する人間になれたことに感謝し、人生を豊かにしていきます。
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