マスタングP・ウォーター
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コードヴァンのメンテナンスは靴好きの方なら必須。いや、楽しみの一つですよね〜
私もその1人なんですが、前から気になっていたアイテムを使ってみました。
マスタングP・ウォーター
革への浸透性は動物OILではMAX
このOILの浸透性は素晴らしく“現行のマスタングペーストよりも倍以上のスピード”で、さらに革の奥の奥深くまで油分を供給させます。仕上げの拭き取り作業が必要ない程に浸透します。
凹に白い蜜蝋が残らない
油分がほとんどを占める高浸透性のマスタングペーストでも、オイルアップを一度に多く塗布した場合などに、革種によっては凹部に若干白い蜜蝋が残ってしまうケースがまれに発生していました。それが気になるユーザーは塗布後にきめ細やかな拭き取り作業を必要としました。しかしこのP・ウォーターは無色で純度100%のホースリキッドOILなので、凹部が白くならずにオイルUPが出来るようになりました。
よって、このP・ウォーターは特にスタッズやカービングTYPEレザーアイテム、エキゾチックレザー(うろこ系爬虫類などの新種レザー)や、表面のシボが深いバッファローやゴートスキンなど凸凹の深い革に対しても、ベストなオイルUPメンテナンスが可能です。また、グレージング仕上げ(ガラスフィニッシュタイプ)でも“水さえ浸透すれば”このオイルはしっかり浸透します。
天然の動物性OILでP・ウォーター以上の浸透性を誇る保革油はないと言えるでしょう。P・ウォーターホースオイルの希少性
原料である馬脂を精製すると油は大きく3層に分離します。1層目は透明かつ液体状でサラサラしたオリーブオイルのような油(馬脂全体から1割しか精製されず、また浸透性が最高なので、今まで最高級のスキンケアOILの原油のみに使用されてきました)。2層目はトロトロした乳化状の油となり(マスタングペーストはこの2層目が原料)、そして残りの3層目がゼラチン状の油粕です(この3層目は浸透性が低いため主に食用油脂に使用されます)。P・ウォーターは、この熊本産の最高級馬脂の1層目(僅か10%しか取れない希少な液体油)だけを100%使用した最高に贅沢な保革油です。
http://www.captstyle.com/pwabout.htmlから引用
希少価値の高い1層目だけのオイルって・・・
バージンオイル?
まず、箱を開けると
少なっ!!
て思う方いるかもしれません。
私がそうでしたから・・・汗
でもその意味が後からわかります。
ってことで馬には、馬油を。
このオイルの紹介とレビューをしていこうと思います。
クリームを塗りこんで艶や、保湿をすることは靴好きなら良くします。
大体、艶目的でやりますよね。
このオイルは、靴にオイルを浸透させて留める。
って言う意味で使います。
今回はオールデンペニーローファー(986)を使ってやってみたいと思います。
矢印の部分が屈曲して色が薄くなっているのがわかります。
オールデンのコードヴァンはホーウィン社のものですから、最初からたっぷりオイルは浸透しています。
ですが、履き皺は屈曲するためオイルが切れてしまうこともありますよね〜
明らかにオイル切れ。って感じで潤いがない時に使用すれば良いのではないかと思います。
まず、ステインリムーバーで全体の汚れを落とします。
賛否両論ありますが、私はステインリムーバーを使っています。
汚れが落ちたら、艶はなくなります。
そして、全体にマスタングPウォーターを薄く薄く伸ばしていきます。
上記に書いてあるように、浸透性が凄いオイルですので手際よくしないと、ムラになります。
コツとして、少量(米粒)を指に落としてそのまま塗りこむ、オイルがなくなればまた繰り返し。
って感じで全体に塗ります。
何故かと言うと、これは失敗なのですが、私は最初靴に直接オイルを垂らして伸ばしていました。
すると、最初に接した部分が深く浸透してムラになったんです(涙)
それほど浸透性が高いんです。
また、付け過ぎは良くありません。浸透しているから表面には残らないです。
ないからついついイオイルを足し気味になりますが、足すことによってベタベタになります。
そして、オイルが革の内部まで浸透するのを待ちます。
私は1日寝かせる感じで置いておきます。
画像の左はそのまま。右にマスタングPウォーターを塗っています。
1日経って表面が「さらさら」になっていなければ「塗りすぎ」です。
結局、内部まで浸透して余ったオイルが表面に出てきてるわけですから、当然べたつきますし、乾いてもいません。
そのような時は、乾いたウエスで拭き取ってまた乾かしてください。
このことから、
このオイルは少量でいい。
ってわかりました。足りないかな?ってくらいのほうがいいかもです。
最初、少なっ!!って感じた理由はこの事だったんですね。むしろ多いくらいです(汗)
後は通常のクリームなどを塗りこんで、艶を出していきます。