靴バカと後出しジャンケン
更新日:
先日、ある見積りのために営業マンが訪問してきました。
私はその件に関しては、ネットでの事前情報を得ていましたので、おおまかな金額は把握しています。
そこで、ネットでの見積りをとってもらおうと連絡したら、早速訪問するとのことで、時間を合わせて打ち合わせをしておりました。
すぐに行動するところは非常に好感が持てましたね〜
また、ビジネスでのスピードは必要だと思います。
やがて、営業マンが訪問して色々と説明を受けます。
ナルホド、ナルホド。
そして他社の見積りも比較して検討するとの返事をしました。
営業マンにとっては、その他者って気になりますよね〜
今回訪問してきたのは、業界1位の会社。
ライバルと差をつけるためには、商品は買って欲しいところ。
色々と私に吹き込んできます。
そして、見積金額が出た時、他社との金額の乖離がありました。
その乖離は結構なもので、高い見積金額だったんです。
私はその営業マンに、
その金額で間違いないですか?
と訪ね、その見積金額の説明をしだしたのです。
こちらは、事前の金額を把握しているので、「高い」イメージは有ります。
すると、
「私にも決済権があるので金額は交渉できます!」
っと。
お客の私からすれば、駆け引きしているな?
ってすぐに分かります。
確認の連絡を入れていました。が、演技であることもすぐに分かり、しばらくすると、見積金額の40%の値引きをしてきたんです。
んんんんん〜〜〜〜〜
ナルホド。
お客の私からすれば、見積金額を下げてくれとも言っていませんが、下がったことは嬉しいことです。
その見積金額は、他社と同等の見積額なので信用はできます。
しかし、最初の金額って・・・
足元見ただけかよっ!
って言うことも考えられますよね〜?
営業マンは、お客の私が見積額を40%下げてくれたおかげで契約をすると思っていたかどうかはわかりませんが、駆け引きしてきたことには違いないですよね〜
ここで思うことって、二通りあります。
①見積額からの値引きに対してのお客のお得感を狙ったこと。
②駆け引きしたことによる営業マンに対しての不信感。
両者は全く異なる解釈です。
ただ、心象が良いのは最初からある程度の金額を出してきた方がいいですよね〜
どうせ後でも分かることですし、変な小芝居に付き合うのもめんどくさいし。
私は即決では決めず、他社との関係もあるので見積金額が出てから改めてご連絡いたします。との回答を伝えました。
まぁ〜動いてくれている義理もありますし。連絡せずに決めるのもどうかと思いますので。
それで、その営業マンは帰って行きました。
そこからです!
15分もしないそばから、その営業マンがやってきて、
「色々会社に掛けあってこの見積もり価格なのですが契約いただけませんか?」
と。
きたきたぁ〜
最初の金額からして実に、55%近くの値引き。
じゃぁ〜最初から言えよ!
って思っていましたが、向こうも必死です。
私は一切値引きを強要していません。
営業マンサイドでは、どうしても契約が欲しかったんでしょうね〜
私はこのようなタイプの営業マンには乗りません。
仮に、最初の金額で納得行く説明があれば、最初の金額で良いのですが、見積額がコロコロ変わること。
そして、最大の原因が、
他社の悪口を言うこと。
ライバル会社は正直、目の上のたんこぶ。
邪魔な存在であることは違いありません。
しかし、お互いが競争することで出来る技術の向上や、サービスの向上はライバルがあってのこと。
悪口まで言って、蹴落とすことは良くないですよね〜
ライバルと差を付けたいのであれば、自社の製品、サービスで差をつけるべきです。
まぁ〜解りやすい営業マンでしたけど。
商品やサービスを購入した時、気持よくお金は支払いたいもの。
それが、高かろうが安かろうが同じことです。
安くても気分を害せればやっぱり嫌なものですし、売った相手も嫌な思いするのではないでしょうか?
商売には、三方良しという言葉があります。
売り手よし
買い手よし
世間よし
近江商人の言葉です。
これが商売の基本ではないでしょうか?
また、相手を見て後出しジャンケンのようなやり方って良くないですよね〜
完全にバカにしています。
後でわかった時の信頼関係の修復は困難ですよね〜。
こういったやり方で商売していると、長続きはしないような気がしますね・・・
駆け引きも必要でしょうが、お互いが気持ちよくなれるやり方をしたいものです。