上海の歩き方
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さてさて、前回の続きです。
杭州から上海に移動して、時間があったので上海を歩いてみました。
前回上海に来た時は、豫園に行って町並みを見た後に、小籠包を食べたくらいの観光でした。
今回は、前回豫園に入れなかったので、まずは豫園に行きます。
っと、その前に上海でのタクシーの捕まえ方を一つ。
私が、上海で一番困ったことの一つにタクシーが捕まらないことがありました。
前回でもそうだったのですが、とにかく上海でのタクシーは捕まりにくいです。
その一つに、中国のLINEである微信(wechat)でタクシーを呼んでいる人が多いので、既に予約済みのタクシーが走っている場合が多いです。
そこで手を上げても止まりませんよね。中国ではこの微信をうまく使えば、大抵のことは出来るので非常に便利だと思います。
また、外国人とわかれば料金をふっかけてくる運転手が多いんです。
ホテルから豫園までは、通常50元(1元=約16円)ほど。
私は台湾で生活していたこともあって、多少の中国語は耳慣れていたので、値段を聞くと、
イーパイと答えてきます。
イーパイとは100
そう、外国人であれば100元〜150元と言いやがるんです(怒)
まぁ、2倍から3倍ですよね。
ありえないですが、結構な人から言われました。
100元のタクシー運賃であればかなりの距離を走ります。
街なかでタクシーを捕まえるのは、一度運転手に行き先を伝えて値段を聞くほうが良いでしょう。
また、ホテルで呼んでもらうのが一番安全だと思います。
上海に限らず、中国でタクシーを呼ぶ時はこれらを覚えていて損はないかと思います。
因みに、タクシーの運転手には殆どと言って英語は通じません。
通じないまま乗車するのも怖いので、必ず現地の言葉でやり取りし、納得がいったら乗ってください。
ちょっと話がそれましたが、まずは目的の豫園に到着です。
入場料を10元払っていったのですが、中はお寺のような感じ。
庭園が見れるのかと思ったら、実は既に前回見ていた。というなんとも期待はずれなことでした。
ひょっとしたら庭園があったのかもしれませんが、私はたどり着くことが出来ませんでした(T_T)
そこから、小さなテナントが入っている問屋的な感じのビルに入って、商品を物色。
これらは主に、日本へ輸出する商品が並んでいました。
某有名店の品もそのまま日本で陳列できる状態で値札もそのまんま。
おそらく、日本からも買い付けに来ている人はいると思います。
それらは、概ね日本で買う商品の1/10の価格でした。
私もスマホの充電コードを買ったのですが、日本で買う1/10で買うことが出来たので、大量に買えば更に値段は安くなります。
また現地では、提示価格よりも値切ってください(笑)
値段を聞くと大抵相手が電卓を持ってきますので、最初は半額から提示してください。
すると、相手は必ず嫌な顔をします(笑)
絶対無理みたいな(笑)
わかりきってやってるのですが、これが中々わかりやすくて面白いです。
そして、落とし所を決めて購入すれば、提示価格より安く買えます。
また、相手が迷っている時は強引にお金を置くことも良いかもしれません(笑)
私は提示価格を伝えた時、相手が迷っていたすきに先にお金をおいて、これでお願いします!って言えば苦笑いで交渉成立しました(笑)
これらの駆け引きは、非常に面白いですね。
遠慮して、ちょっとの値引きで電卓を叩いて、相手がスムーズに納得すればまだ安くなる可能性があったので、そうなった場合は交渉失敗ですね(笑)
価格交渉は強気で挑みましょう。
そして中国ならではの、いわゆるバッタモノ。
これは、「いとう」さんにピッタリ
また、calvin kleinも中国では、
あからさまですよね(笑)
これら、バッタモノを見れるのも中国ならではです。
しかし、写真を撮る時は注意してください。
私の場合はすごい勢いで店主が寄ってきたので、すかさず逃げました(笑)
そしてバンドに移動して、定番のこの風景。
前回は雨が降っていたのできれいな風景ではありませんでした。
今回は天気もよく、空が見えていたのでいい景色でした。
相変わらず観光客が多くて人気のスポットですね。
そして、夕食時になったのでお目当ての、アレを食しに行きました。
アレとは?
そう、上海蟹です。
日本では高級な上海蟹です。
現地でも高級な部類に入ります。
この上海蟹を食べるのに、結構な距離を歩きました。
ちょっと話はそれますが、私は現地でGoogle Mapsを使ったのですが、これが全く使い物になりませんでした。
中国ではGoogle関係はネットで規制されていますので繋がりません。
また、LINEも繋がりません。
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しかし、このシムを使えばGoogle、LINE共に中国で繋がります。
このシムは優秀で、シムフリーの端末に入れるだけで繋がります。
速度も日本と変わりませんし、何より設定が殆ど無いので簡単便利です。
私は何度もこのシムをリピートしています。
またこのシムは、wechatが現地で使えない問題がありましたが、今回シムフリーWi-Fiを持っていくことによって使えました。
使えなかった原因は、日本で使っているシムをこのシムに変えたことによって、wechatの電話登録がなかったことで使えなかったんです。
実は、これは色々調べた結果でのことだったので、ネット情報には載っていませんでした。
現地でLINEもGoogleもwechatも使いたい人は、日本で使っている端末を機内モードにして、Wi-FiだけON。
そして、シムフリーのWi-Fiに接続してデータローミングをONにすれば使えるはずです。
また試してはいないのですが、このシムでは電話はかけれないけど、電話番号が発行されています。
この電話番号をwechatで電話番号を変更する。という項目で変更すればシムフリーWi-Fiはいらないかもです。
いずれにせよ、このシムは日本で使っている環境と全く変わらないままなのでオススメですね。
また現地では、Google Mapsより、アップルのマップのほうが使えました。
現地でのGoogle Mapsはかなりズレます。目的地までの案内も正確ではありません。
その点、マップは小さい路地まで正確に出ていたのでこちらのほうが使えると思います。
話がそれました・・・
肝心の上海蟹との対面です。
孔乙己酒家
この店は、上海蟹と紹興酒が有名みたいです。
この時期の上海蟹は旬みたいですね。
メスは卵を持っていて、太っています。
オスメス共に注文します。
また、この店は10元払えば、身を取ってくれます。
タラバカニみたいに大きいのであれば身も取りやすいのですが、上海蟹は小さいので取りにくいです。
また、まるごと一匹出てきますが、肺の部分は食べてはいけないところらしいです。
ゴミが溜まっているので、食べたら腹痛になる・・・と言っていました。
きれいに身を取ってくれる方が食べやすいし、手も汚れません。
また10元なので安いですよね。
実は私、甲殻類好きではないんです・・・
特にエビが苦手で、アレルギーこそないのですが、エビだけは食べれません・・・
故に、カニも好んで食べるほどではないんです・・・
エビが嫌いなので、中華系料理の半分は食べれないことになります・・・
なので、今までアジア系に行った時に食べれるものが少なすぎて、食には大変困っているんですよね〜・・・
まぁ、食べれない私が悪いだけなので、克服すればいいだけなんですが、エビだけは絶対に無理なんです・・・
カニもあれば食べる程度なので、ガッつき感こそありませんが、上海蟹で有名所は一度食べとかないともったいない感じがします。
肝心の味の方ですが、身は小さいので食べごたえこそ少ないですが、濃厚さはかなりなものでした。
特にメスの身はオスよりも濃厚です。
私の食レポなので上手くは書ききれませんが、うにのような甘みと濃厚さがある。といった感じです。
食べ終わった後には、カニの甲羅に紹興酒を少し入れて、かにみそと溶いて飲むことが通だそうです。
そして一番美味しかったと感じたのがこれです!
これは、カニみそとカニの身を卵で和えているものです。
これはかなり濃厚でした。
カニに興味が無い私でもこれは美味しかった。
あまりに美味しかったので、おかわりしたくらいです(笑)
また、ここの空芯菜は味付けが良かったです。
空芯菜は店ごとで味付けが違うので、当たり外れはありますがここの空芯菜は美味しかったです。
結構食べて満足でした。
おそらく日本でこれらを食べれば結構な金額だと思います・・・(汗)
場所がわかりにくいところなのでたどり着くのに苦労しましたが、行く価値はあります。
上海に行った時には、是非行ってみてください。
中国に来たのは今回で3回目ですが、最初のイメージとは明らかに違います。
日本で報道されているような反日感情は全く無いし、親切で優しい中国人もたくさんいます。
行く前はアレルギー反応を示して「中国には生涯行くことない」と思っていたほど。
私はどちらかというと、かなり反中に近い感情がありましたが、現地に来てみると情報操作されてる部分は大いにあると感じます。
少なくとも、私がお会いした中国人は皆親切でした。
そして親日です。
これらは全てではないと思います。報道されてる部分も事実はあるでしょう。
しかし、情報操作はされています。
また、日本は中国に劣っている部分がたくさんあるとも感じました。
戦後日本が経済大国になるまでの過程、丁度1960年代〜1970年代初頭にかけての背景が今の中国にはあるように感じます。
PM2.5 も酷いですが、日本も公害問題がありました。
日本での発展の時間軸が凝縮されて、中国ではものすごいスピードで進化を遂げています。
また、人口が日本の10倍以上なので拡散力もとんでもないと思います。
中国は終わった。
なんてマスコミで騒いでいる部分もありますが、まだまだ内需があるので中国経済は伸びしろがあると感じます。
街中を走っている車は、高級車ばかりです。
また、電気自動車や電動バイクは日本よりも普及しています。
特に電動バイクは、殆ど普及しています。
数年後には、普及率はとんでもないものになっていると思います。
日本は豊かでいい国です。
色々見てきましたが、やっぱり日本が良いです。
民度も高く、世界に誇れる日本人バリューがそこにはあります。
しかし、ハングリーさを失っている今の日本は、世界の競争からはついていけないとも感じます。
経済大国という名にあぐらをかいていたツケが、じわりじわりと降り掛かっているのを感じます。
だからこそ、もう一度日本人の底力を見せるときです。
東京オリンピックが終わった後どうなるか?
って考えれば、皆さんも考えることはあるかもしれません。
こと、中国に関してはすごいスピードで変わっていますので、危機感を持つことは大事ですね。
いずれにせよ中国は、まだまだ活気があり伸びしろを含んでいることは現地で感じました。
まだまだ世界に通用する日本人でありたいですね。