靴を育てる
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靴好きの方は、よく「靴を育てる」って言いますよね?
私もその意見には納得できます。
新品の靴は綺麗です。しかし、味気もなければ、履き心地も良くない。
正にこれから。って言ったところです。
生まれたてホヤホヤの靴はこれから色んな所に案内してくれます。
日本国内は勿論、海外も行きますよね〜
そんな色々連れて行ってくれる靴って、正に相棒と呼べるべきものです。
新品の時には、個体差こそあるものの、おおよそ見た目は一緒です。
大事に大事にかわいがってくれるオーナーもいれば、買ったらそのまんま。ってオーナーもいます。
かわいがってくれるオーナーは、靴もまた応えてくれます。
ソールの返りが良かったり、足馴染みが早かったり、噛まれなかったり。
一方、かわいがらないオーナーは、いつもどこか噛まれたり、皺が変についたり、修理代高く付いたり・・・
結局、愛情を持って育てなければ、靴から見放される。ってこともあると思います。
大事に育てた靴は、正に相棒。
見た目のオーラとか、履き心地とかは、お金では買えない快適さがそこにはあります。
正に、育てる。って言葉ではないでしょうか?
私は、今まで買った革靴は手放してはいません。全部保有しています。
勿論、お役御免で供養したものもありますが、足に合わないからといって手放したことはないです。
何とかして、「靴に足を合わせる」努力をします。
普通ならば、「足に靴を合わせる」が正解なんでしょうが・・・
この靴は、フッティングがタイトだから薄めの靴下とか。
フッティング大きめだから靴下厚めとか。
勿論、靴にも頑張ってもらうことあります。
ちょっと荒業のストレッチとか。
ソールの返りが悪いから、海老反り。とか
そうやって、買った靴に飴と鞭を与えながら育ててきました。
結果、どれも愛着ある一足に仕上がってきています。
長年連れ添った夫婦のように、何も言わずしても、快適な履き心地へと導いてくれます。
勿論、ストレスフリー。
愛情がまだ足りない靴は、噛まれることもあります。
また、光らそうとしても光ってくれない時があります。
いわゆる反抗期。
ムカつくこともあります。
手放しそうになったこともあります。
しかし反抗期が終われば、親孝行してくれます。
あの時、逆に見捨てなくってよかった〜
って。
問題が出た時は正面で向き合うこと。
こんなことを思わされました。
仕事でも言えると思います。
例えば、クレーム対応とか。
逃げたくなりますよね〜
クレーマー輩になんか出くわしたら・・・涙
蓋もしたくなります・・・
しかし問題があることは、問題があるから起こるものです。
原因結果の法則。
しかし、
解決できない問題はない!
って思い込めば必ず解決するはずです。
誠心誠意、真正面から向かっていけば必ず答えが出ます。
靴を育てるのもまた同じ。
重く聞こえるかもしれませんが、私は靴を買った時点で、一生付き合って行く。って決めて買っています。
ある程度の覚悟で買っているので、少々のことでは手放しません。
いや、買った責任かも。
馬鹿げていますが、正直な気持ちです。
数が増えれば、愛情が分散するので、ホントに気に入った靴でないと買う気がしません。
衝動買いで買った靴は、愛せない。
憧れて、憧れてついに自分のもとに!
ってなった時に、初めて育てよう。って思えます。
だから、問題が出た時。
正面で向きあおう。って思えるんでしょうね。
完全に病気です・・・汗
靴バカは治りませんね(笑)