靴を揃える②
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さてさて、前回の続きです。
潜在意識の安全装置である現状維持メカニズムのおかげで、靴を揃える事ができませんでした。
これは顕在意識の中だけで、「靴を揃えないことがダメだから直そう」って思っても、潜在意識には、「良いも悪いも判断できない」特性があるからです。加えて、脳で考える95〜97%は潜在意識ですから、顕在意識が勝てるはずないです。
そこで、自分の中で「靴を揃えるきっかけ」を考えました。
まっ、大義とでも申しましょうか、目的ですね。
なぜ、靴を揃えなければならないか?
当時の我が家では、玄関に靴が散乱していました。
玄関って、家の顔ですよね〜?
来客が来た時に、その家の判断って玄関先ではないでしょうか?
前回の記事に書いた「足元を見る」ではないですが、おおよそ判断できます。
当時は子どもも小さかったため、靴に加えて子どもの遊び道具も玄関先にありました。
来客に対して良いイメージが持てる玄関先ではありませんよね。
また、仕舞う場所があるにも関わらず、楽だからといって玄関先に靴を置く怠慢さ。
良くないですよね〜・・・汗
このままでは、玄関が靴だらけになる。と感じました。
そこでまず、自分の靴を下駄箱に仕舞うことから行動しました。
妻もこの意見には賛同してくれたので、
「家に上がる時は靴は下駄箱」
って言うルールを作ったんです。
これこそが一番大きな動力であり、一番大事なこと。
何でも最初の一歩は、大きな動力が必要になります。
例えば、自転車に乗る時。
最初のペダルを動かす時って重くないですか?
踏み込む力は結構ですよね〜?
しかし、動き出すに連れてベダルは軽くなりませんか?
少なくとも、最初に動かすよりかは小さい力で前に進むはずです。
スピードに乗れば、動かすペダルは軽やかです。
これは、「慣性の法則」が作用するからです。
物体は動き出すと動き続ける性質があります。
逆に止めるほうが難しい。
この性質をうまく取り入れながら、靴を下駄箱に仕舞うことを実践したんです。
靴を仕舞うことが身につけば、靴は揃えられます。だって、靴を手に取りますから。
しかし、この段階では顕在意識です。また、いつ潜在意識に飲み込まれるかかかりません。
子供たちにも手本になるように示さなければなりません。
大義も、目的もあります。心地いい緊張感で続けました。
しかし、時にはできない事もあります。
ここが重要なのですが、
できなかったことを否定しない。
自己嫌悪とか、卑下したりすることは一番良くないことです。
また続かない原因です。
できなかったことを肯定します。
そして、ちょっとずつちょっとずつ、じわじわじわじわ、です。
急な行動は、潜在意識もびっくりするのでホントに少しずつです。
びっくりした時点で、現状維持メカニズムが作動します。
できた時には自分で自分を褒め、できなかった自分も褒めます。
そうすることによって、今までの潜在意識を騙し、いつしか今の行動が潜在意識となっていきます。
潜在意識にしてしまえばこっちのもの。
だって、現状維持メカニズムが働くことによって、それが「楽」だと感じるからです。
靴を揃えていない方が居心地が良い。から、揃えている方が居心地がいい。
に変わる。
不思議ですよね〜。
今では子供たちも大きくなりましたが、脱いだ靴は下駄箱に仕舞っています。
玄関に靴があることが居心地が悪いんでしょうね。
無意識でやってることなので、継続できるのではないでしょうか。
ただ、どこかのきっかけで、変わることもあるかもしれない。
その時に、そこに気づけるかどうかだと思います。
私はこの「靴を揃える」ことは完璧にはできません。
時々、急いでいる時は脱ぎ散らかすことがあります。
ただ、できなかった自分は否定しません。
脱ぎっぱなしの靴を見た時に、
次は揃えよう。
って考えています。
「靴をそろえる潜在意識は刷り込まれていない」けど、「靴をそろえることを考える潜在意識」
は刷り込まれました。
靴を脱いだ後、未だに考えます。
揃えられているかどうか?
この考える事は一瞬、顕在意識のように見えますが、考える事。を潜在意識に刷り込んでいるので、ある程度揃えれるようになっています。
ややこしいですが・・・汗
潜在意識の活用法については、まだまだ色々あります。
成功者の方はこの「潜在意識の活用法」をすることによって、色々なことを達成されていますよね〜
これが現在の我が家の玄関です。
このために靴を仕舞ったわけでもなく、いつもこの状態です。
因みに、私の靴はこの玄関の下駄箱にはありませんが・・・汗
今回のお題「靴を揃える」でしたが、
皆さんは靴を揃えることができますか?