スーツにリュックからのマナーについて考えてみた
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先日、スーツにリュックは非常識か?について書きましたが、この題材って結構話題になっているんですね(笑)
以外に反響があったので自分なりに、もう一度整理する意味で書き留めてみたいと思います。
マナーって一体何でしょう?
ざっくり言えば、礼儀、作法などが浮かびます。
相手に対して失礼ではないか、迷惑かけていないか、不快な思いをさせていないか、などなど相手がありきに使うように感じます。
食事のマナーもそうですよね。
例えば、口の中にいっぱい物を詰め込んで、むしゃむしゃ食べる人。
また、口をつむらずペチャペチャ言わせて食べる人。
これって、周りの人が見たらどうでしょう?
きっと不快に感じるはずです。
相手に対して、これらは余程でない限り言いません。
言うとするならば身内ぐらいのものでしょう。
また、これら不快に思わすことでその人は確実に損をしています。
次回からは、この人と食事は避けよう。とか、
この人は誘わない。とか・・・
結局、得をすることなく、損をしていることになります。
もったいないですよね・・・
ビジネスマナーについても同じことが言えます。
例えば、名刺の渡し方であったり、言葉使いであったり。
営業の第一線にいる方などは、これらのマナーは、今後の取引に影響があるため心得ている方は多いのではないでしょうか。
私も少なからず、同じようなことがあります。
営業をする側、営業をされる側どちらも経験があります。
また、勉強することが大半です。
それらの対応を肌で感じ、自分のものさしではありますが、自分のオリジナルに変換しています。
以前、ある企業の代表の方とお話させていただいた時、色々考えさせられることがあったんです。
その方は、外資系の日本法人の社長でした。
頭もよく、外資系なので英語もべらべら。
見た目の印象も良かったです。
しかし、私には引掛かかることがありました。
それは、
僕んところの会社はですね!
僕んところの会社???
一瞬固まりました。
50歳過ぎの方でしたが、僕んところの会社。っていまどき使うの?
っていう引っかかり。
マナーとしては、弊社、あるいは当社ですよね。
また、外資系らしく英語と日本語を織り交ぜながら話したり、ネイティブ発音で話すこと。
例えれば、ルー大柴のネイティブ版的な会話でした(古っ)
流石に、この人は・・・みたいな感じになりました。
私の解釈だけかもしれません。
ただ、私の解釈では不快に感じました。
それ以来お付き合いはしていません。
会社の代表である方は、その会社を背負ってお客さんと向き合っています。
言うならば、社長の対応で、会社の全容がわかると言っても過言ではありません。
私からすれば、この日本法人の会社社長は損してるな〜って感じました。
また後日談で、その会社の営業担当と話す機会があったのですが、この社長が就任してからの営業成績がかなり落ち込んだとのこと。
社内でも、この社長の対応に頭を悩ませてる社員が多かったみたいです・・・
結局、私だけがこの様な思いをしてなかったということになりますね。
マナーを知ってるか知っていないかの差は、
損するか、損しないかのラインだと思うんです。
人間誰しも損はしたくありません。
得はしなくても、損は嫌です。
また人間の心理上、得するよりも損の感情のほうが行動に出るみたいです。
と考えれば、マナーって最低限知ってるほうが、今後の人生に置いて損しないのではないでしょうか。
リュックにスーツは非常識か?
の題材で、色々な意見がありました。
その中で、合理的だから良いのでは?
みたいな回答が結構ありましたし、スーツにリュックが非常識だと思うのは古い考え方。
などなど、非常識ではない。という意見も多かったです。
人間の解釈なので、どれが正解でどれが間違い。ってことは全く無いと思います。
ビジネスリュックというカテゴリーが確立されてきた昨今を考えれば、市民権も得ているでしょう。
また、ビジネスリュックは合理的なのは間違いありません。
使ったから言えますが、明らかにブリーフケースより合理的です。
そして、何よりも楽すぎます。
ただ、マナーと言う部分で考えれば、やはり考えさせられる部分はあると思うんです。
初対面で営業に来て、資料取り出すときに、
リュックかよ!
って思う方がいないとは限りません。
また、そのように感じる人とは、今後の取引も色々ありそうだから、そんな会社とは付き合いたくない。
っていう意見もありましたが、果たしてそうなのでしょうか?
結局、それらも損してるように感じるんです。
ひょっとしたら、その会社はものすごい大口取引先になる可能性もあります。
たった、マナー一つでビジネスチャンスの芽を摘むのはもったいないと感じてしまうんですよね。
人間色々います。
自分のものさしで考えるのは小さすぎます。
世の中のマナーとは、世の中のものさしです。
結局そのマナーを守っていれば、相手を不快にさせることは少ないのではないでしょうか。
故に損しにくい。
私は、たった40数年しか生きてない人間ですが、過去には恥もかきましたし、損したことは数え切れず・・・
その中で思うことは、マナーって知ってって損はないな。
ってことです。
若ければ、自分が正しいと思う時期ってあります。
なぜ理解しないの?おかしいじゃん?ってことは若い時なら誰しも思うこと。
しかし、人生経験を積んでいる先人たちの目から見れば、若い奴らは・・・
ってことにもなるんですよね。
ただ、やりすぎは必要ないと感じます。
マナー知識の過度は、きばり過ぎのように感じますので、逆に不自然に感じることもあるかもしれません。
最低限のマナーで良いと思います。
あくまでも、自分が損をしないための武器。って感覚で知ることが大事なのではないかと思います。
私の個人的な考えですが、ネットの意見同様、
マナーなんて誰が決めたんだー!
めんどくさいし!
合理的な方が良いに決まってる!
マナー講師って何なん!
って叫びたくなるくらい、マナーってかったるいと感じます。
ただ、長い目で見た時、マナーは自分を守ってくれます。
誰にも頼らず生きている人であれば、これらは必要ないかもしれません。
頼らなければならない人は、マナーに関しては覚えて損はないものだと感じます。