続・トコノールのその後・・・
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最近、暖かくなりましたよね〜
春が足音を立てて訪れる実感があります。
日没も遅くなったし、1日が長い。
やっと、春〜って感じです。
って言うことで、ようやく靴ネタにたどり着けました・・・
前回、トコノールのメンテナンスの記事を書きましたが、その続編としてレビューを書けたらと思ってます。
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でお伝えしたレビューです。
いざ、トコノールでメンテナンスした靴を履いていると・・・
どんどん履き皺が白くなるではないかっ!
逆に、塗らなかったほうが良かった!
ってくらい白くなっていきまして・・・
正直、これには参りましたね・・・涙
もし試されていた方がいればすみません・・・
試した後で記事を書くべきでしたね・・・涙
とはいっても、原因が何なのか検証する必要もあると思うんです。
そこで、私なりに考えたことがあります。
そもそも、トコノールは整髪料。って思います。整髪料って固めているか、まとめているか、のくくりだと思います。でも、それって触らない前提での整髪料ですよね〜?
履き皺は常に動くもの。
動くってことは髪の毛の整髪料で例えると、固めた髪をいつも手で触ってること。
想像してください。
ガチガチとまではいかないものの、固めていた髪の毛をいつも触っていたらどうでしょう?
粉を吹きますよね〜?
あるいは、艶のある髪の毛がマットになることも。
しかも、毛の短い場合はどうでしょう?
余計に粉を吹くのではないでしょうか?
そーです。
私の靴に塗り込んだ靴は、
コードバン脱皮済みの靴だったのです・・・
コードバン脱皮した靴は、毛並みを揃えているため毛が短いはずです。
言い換えれば、一層研いでいる状態ですから毛足が揃ってる。って感じだと思うんです。
短い毛ほどまとまりって悪いですよね〜?
そこに強引に整髪料で固めても、毛足が短かったら跳ね返されると思います。
ましてや、常に動いていたら・・・
自分なりに検証するとこんな結果になったんです。
むしろ、固めずにヌルっとした感じのほうが白い粉は吹かないような・・・
そんな感じにも思ってきます。
実際、ポマードなどは艶が保てていますよね〜?
でもポマードってガチガチではないはずです。
むしろヌルって感じで、ベタベタ感もあります。
まぁ〜屈曲する部分を固めるってことは、硬さの限界に破れ「割れる」ってことですもんね〜
履き皺にワックスを塗り込むと同様に履き皺の白さは加速します。
ってことは、屈曲する部分に柔軟な艶のある素材を乗せれば艶が保てる。ってことも考えられます。
大げさに書きましたが、トコノール自体そんなに整髪料で言うところのジェル的存在ではなく、むしろサラサラした感じなのでそこまでではないと思います。
コードバン脱皮した靴に対しては効果がなさそうですね・・・
しかし、屈曲しない部分に塗り込んで、整髪料のように使うのはありではないかと。
例えばトゥなど。
ここはある意味固定できる場所。
ここであれば動かないので固めることが出来ます。
実際、私が使ったカーフの979はトゥだけ塗り込んでワックス1層だけでこの艶です。
これは非常に有効だと思いました。
また、色も茶色のトコノールを使ったので白くはなりにくいのでは無いかと・・・
残念なことに私が知ってるトコノールは白、黒、茶の3色でした。ここに赤でもあれば、黒と赤でバーガンディーっぽく補色できるんですが・・・
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そんな都合のいいようなことはないですよね・・・汗
ってことで、私なりに考えた結果。
コードバン脱皮している靴は、トコノールは塗らないほうが良い!
って結論に達しました。
しかし、トコノールはコバに使えますし、持っていて損するものではありませんので有効に使ってください。
またトコノールを塗ってしまっても、ステインリムバーがあれば問題ありません。
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これでリセットできます。
今回は、靴バカの失敗談としてレビューしました。
履き皺に対しては、目下検証中ですので改めてレビューさせていただきたいと思います。
しかし、条件によってはできないこともあるんですね〜・・・汗
これにめげずにトライしたいと思ってます(笑)