靴バカのハイシャイン②
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さてさて、前回の続きです。
私なりのハイシャインなのですが、実はそこまでハイシャインにしていないんです・・・
理由は、
光らせすぎて逆に曇った時に結構目立つ。
靴の本来の役割は足を保護する役割です。
地面に近いことから、傷もつきやすい。
気がつけば、結構傷だらけだったりするものです・・・
ハイシャインしている靴は、気になるんです・・・
ちょっとの傷や、ワックスからのクラック、くもり。
これらがキレイだからこそ逆に目立つ。
足元ばかり気にして、普通に歩くことに気を使ったりして・・・
精神衛生上よくないな
って思いだしたんです。
光らせていることが悪いのではありません
光らせてることはいいことです
しかし、靴に気を取られながら行動したくないです。
そんな思いから、いつしか薄化粧推進派になったんです。
極力、ブラシだけで光るようなメンテナンス。
ビカビカではなく、ブラシ跡が目立たないくらいの光具合。
これが行き着いたところです。
また、薄化粧なので革の呼吸も十分できるし、ブラシを思い存分かけれます。
ハイシャインしていると、どうしてもブラシ跡が残りますよねぇ・・・
前置きが長くなりました・・・汗
今回は、
JALAN SRIWIJAYA
この靴はコストパフォーマンス高いですよね〜
私が持っている靴で唯一の内羽根の靴です。
しかし、全く履いていないです・・・
1年に数回履くぐらい・・・
ですので、全く足に馴染んでいません・・・
上の写真は、古いワックスを落としてスッピンにした状態
ワックス取るのは、
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ステインリムーバーです。
よーく見ると結構凸凹してますねぇ〜
この凹凸をワックスで埋めていきます。
その前に、
[amazonjs asin="B00W3BENK2" locale="JP" title="【Boot Black ブートブラック】コードバンクリーム(日本製)ブラック"]
これ、結構光りますね〜
コードバン用なので粒子が細かいみたいです。ノリもいい感じに。
匂いは、石油系ですね。
これで軽く全体を補色しておきます。
やっぱり、トゥの凹凸は埋まっていないです。
これだけでも十分いいのですが、今回はハイシャインですのでワックス使っていきます。
使うワックスは、
これは、ハワイで買ってきたparede gloss
日本ではparede gloss Prestigeがありますよね。
このparede glossはシリコンが入っているみたいです。
よく光る!
って触れ込みだったのでワクワクしたんですが、言ってるほどは変わんないです・・・
ただ、プレステージよりもワックスは柔らかく感じました。
私は、ワックス塗りこむ時は指でします。
そのほうが、ワックスのノリが確認できるのと、指の温度でワックスが少し溶けます。
色々やってみた結果、五感で感じるほうがキレイにワックスがのるような気がします。
本来は、ストレートチップのステッチまでは光らせたいところですが、ここには履き皺がありまして・・・
歩くたびにワックスからクラックが入るんです・・・
なので、ステッチの手前で止めておきます。
これを何層も何層も重ねていきます。
通常は、ワックスを拭き取るときに水を使っていきます。
少量垂らして、ゆっくりゆっくりワックスを拭き取ります。
そうすると、つるんっ。ってなる瞬間があります。
これがワックスが埋まった合図です。これはこれで楽しんですが、時間が・・・
私はめんどくさがりなのでちょっとインチキです・・・汗
上の写真の状態で、
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やっぱりこれですね!
これを、
[amazonjs asin="B0169ZDDLM" locale="JP" title="コロニル Collonil 1909 ファインポリシングブラシ 14.9cmx4.8cmx3.8cm CN044009 (BrownF)"]
山羊ブラシを使って、
ホンのちょっと、毛先につけます。
こんな感じ。
そして、ワックスの上からブラッシング。
すると、
ある程度の回数はいりますが、光り出します。
山羊ブラシを使うことで、ワックスがある程度均されます。そこに、1909シュープリームクリームが入ることによって艶も出てきます。
そして、クリームをつけていない部分で乾拭き。
使い込んだ山羊ブラシであれば、あまりクリームも必要ではありません。
ブラシにクリームの成分が残っているので、ブラッシングだけで光るようになってきます。
ブラシも育てることの大切さを実感しています。
これを繰り返すことによって、革の表面にワックスが埋まり凹凸が消え、ハイシャイン出来ます。
それでも山羊ブラシのブラシ跡がどうしても残るので、仕上げに、
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このクロスに、1909シュープリームをごく少量つけて、薄く伸ばしながら拭き取ります。
ワックスが埋まっているので、滑るようにクロスが進みます。
ストレートチップなので、光っている方がカッコいいですね。
もっと、攻めようと思えば光ると思いますが、先に書いたように、薄化粧推進派なので最低限のワックスで埋めてみました。
左がハイシャイン、右がブートブラックのみ
以前は、
どの靴もハイシャインしたい!
なんて思ってましたが、靴のタイプや、履く用途でハイシャインにするかどうかは決めたら良いと思います。
フォーマルな靴や、内羽根の靴はハイシャインが似合います。
ただ、やり過ぎはどうしても「いやらしい光り方」になるので個人的には、薄化粧ですね。
特にコードバンのハイシャインは、
せっかくのコードバンらしさ
が消えるので、私は避けています。
ここは、価値観の違いかもしれませんね・・・汗
補足として、今回は通常よりも簡単なハイシャインをご紹介しました。
が、
靴磨きの醍醐味でもあるハイシャインは、やはり面白いです。
手間ひまかけてじっくり磨き、心を「無」の状態にできるハイシャインは色々なことに気づかされます。
また、仕上がりも通常のハイシャインのほうがキレイに仕上がります。
色々なネットの情報がある中で、自分にあった磨き方を見つけてください。
そうすることによって、自分の気付きもありますし、
靴も喜びますから。